the last day of syrup16gというDVDを見ました

僕がsyrup16gというバンドに出会ったのは、“生還”後、更に言えば、このバンドが再結成してHurtというアルバムをリリースした後でした。ので、解散ライブの模様を収録したこのDVDは、どこか触れがたいものだった(某動画サイトでもこのライブの映像は見ないようにしていた)のですが、色々あって今日ようやく見ることができたので、その感想と言いますか、備忘録のようなものをちょろっと書こうかと思います。

 

DVDしか見てない僕が言うのもアレですが、青春映画のエンドロールのような、本当に凄いライブだと思います。

3ピースバンドとしての充実した演奏は、まさしく集大成とでも言えるような、そんな鬼気迫るものを感じました。五十嵐の必死な演奏や、キタダさんの冷静な演奏も良かったのですが、特に、良かったのは、中畑のドラム。緻密さ、迫力、正確性がどれも素晴らしく、一人のドラマーとして、彼の演奏に惚れ惚れしてしまいました。途中、メンバーが笑みを見せあう場面も見られ、やはりこの3人には厚い信頼関係があったのだと、強く思わされました。

また、弾き語りの形で披露された「センチメンタル」も印象的でした。独りであることの孤独感、悲壮感が、スタジオ版や生還版よりもずっと強調されていて、本当に素晴らしい演奏になっていると思います。

新曲も彼ららしい、諦めきれない感情を歌ったような解散ライブで披露するにふさわしい素晴らしいものだと思います(解散ライブで新曲を披露するバンドってすごいな…)。

「翌日」のアレンジ、「Reborn」の照明演出は、当分頭から離れそうにありません。

 

以上、駄文を失礼しました。

syrup16gは本当に最高のバンドなので、聞いたことがない人も是非聞いてください。

 

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